チョコとビールのおいしいベルギーに住んでウン十年。
ガンバをかついで旅することの多い日々。
I'm sorry, it's only in japanese...

高校生の時、家にアメリカの留学生が滞在しに来た。

向こうは中国の一部である日本語を学びに来た、

と思っているくらい、の頃である。

足を居間にある低めのテーブルの上に

乗っけちゃったりして、

仕草も大きいアメリカ人たち(3人)であったが、

慣れない日本で一生懸命わたしたちと仲良くしようと

奮闘していた、と思われる。

その中の一人と、何をするためか忘れたが、

街で待ち合わせすることになった。

おっさんぽいヒゲの大学生の彼は、

「マダ(ダにアクセント)で会おう」と言う。

ダとは、一体どこなのか、何度聞いてもわからなかった。

場所のありかをいろいろに言ってくれて、

やっとマクドナルドだと分かった時にはびっくりしたものだ。

 

さて、話は変わり、ベルギーである。

仲間と車に乗ってコンサートに行く道すがら、

いろいろな話に花が咲いている中で、

「イットレール」

という人物の話になった。

わたしの知らない名前である。

「ふーん、そんな人がいるんだ」

すると、「え?知らないの?有名人だよ」

と言って、その人物のことを説明してくれた。

そこで、わたしは、

あ!もしかしてヒットラー?と聞いた。

すると、そうだよ、イットレールだよ、と。

そこでHを発音しないフランス語の人物名だと思い当たった。

さすがに、知らないと言ったら驚かれる。

 

ベルギーに来たばかりの時に、

リケバナやる?と聞かれて、

ソレハナニ?と聞き返し、

しばらくして

« L’生け花 »

だと分かったこともあった。

 

これが基本の体験となって、

後に少し想像力が働くようになったと思う。

あの時、なんだそりゃ、と思ったのを思い出すと、

なんだか笑える。

 

 

 

 

 

 

 

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    わたしの出身校は茨城県の水戸二高、と呼ばれていた高校だ。

    水戸一高は男子校で、二高は女子校だが、

    一高には女子が、二高には男子が入ってもいいことになっており、

    一高には優秀な女子たちが通っていた。

    二高にも一度男子が入学したことがある、という伝説がある。

    しかし、たった一人だった「ボク」の為には、

    男子トイレがなかった。

    そして、女子の圧力に押され、

    やむなく転校したそうだ。。。

     

    水戸二高は、大町にあり、高い塀に囲まれていたことから、

    大町刑務所、とも呼ばれていた。

    そこを母校と誇りに思う卒業生たちが、

    清く、正しく、美しくあるべき現生徒たちを街角で見かけると、

    けしからん点をいちいち報告するような、女子高であった。

     

    わたしは、壁の壊れたすきまから、

    当時感動しまくった映画

    『追憶』(強いバーブラ・ストライサンドに激しく共感して)

    を何度も観るために出かけるか、

    これまた夢中だった『エースをねらえ!』の影響で始めたテニス部の

    部室で焼きそばパンなどを食べるなど、

    のんきな高校生活を送っていた。

    なのに、県大会に出かける応援会などで、

    「水戸二高の名に恥じないよう、頑張って来ます!」

    などと宣誓し、一回戦で敗退していたのであった。

     

    そんな女子力を磨く日々を送っていた水戸二高の修学旅行で

    京都に行ったときのことである。

    壁に囲まれて赤裸々な女子の生活を送っていた私たちは、

    ちょっとおませな一部を除いて、

    男子に縁のない日々を送っていたが、

    京都の旅館で他校も宿泊する!といううわさが広まり、

    いよいよ旅館に到着したら、千葉の男子校が来ていた。

    わたしたちは、意味もなく、「どうすんのよ!」などと焦り、

    お風呂場に行く廊下などでは、今までの赤裸々を引っ込めて、

    神妙に歩いていたように思う。

    しかし!誰か軽い男子が、誇り高き卒業生のいる二高生に、

    「どっからきたの〜?」と声をかけ、聞かれた女子が

    「水戸二高です」と答えた。

    千葉高、と県と学校の名前が同じであった千葉県民に対し、

    こちらにやや分があったことは否めないが、

    その軽い男子は

    「栃木県〜?」

    と言ってしまったのだった。

    その話が矢のようにどの部屋にも伝達され、

    二高女子全員で千葉高男子をシカとしたことは

    想像に難くないでしょう。

    なにしろお隣さんである茨城県の県庁所在地を知らない受験生は

    絶対におバカである、と。

    男子と一緒の宿になってしまった照れをこのように解消できて、

    また急にらくちんになったことは確かである。

     

    この話を思い出す度に、

    お隣さんと仲良くすることの難しさや、おかしさを思う。

     

     

     

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      コロナと宇宙の小さな対話

       

      コロナ(コ):宇宙さん、なぜ僕は穿山甲(せんざんこう-アルマジロ)に入り込むの?

       

      宇宙:その動物はね、コロナよ、絶滅に瀕しているのに、人間は密猟し、食べることをやめないのだよ。

      だからこれが私からの第一のレッスンだ。

       

      コ:わかったよ。でも、なぜそれを中国から始めるの?

       

      宇宙:中国はグローバリゼーションの象徴であり、大量生産の象徴でもあるんだよ。

      過密であり、大量生産し、公害も大きい。

       

      コ:本当だね。。。でも、同時に、他の国にだって経済的に利益があるんじゃない?

       

      宇宙:そうだよ、おチビちゃん。だからこそ、きみのミッションは世界中に広がることなんだよ、主にそのシステムに関わっている国にね。ヨーロパ、アメリカ合衆国、石油保有国。。。。

       

      コ:僕にどんな姿をさせるの?

       

      宇宙:呼吸器系に感染するウイルスだよ。

       

      コ:でも、一体どうして?

       

      宇宙:おチビちゃん、人類が惑星を危機にさらしていることは知っているね?

      公害が度を超しているというのに、人類はまだその重大さを分かろうとしていない。

      呼吸器官より象徴的なものはないんだよ。わかるかい?

       

      コ:うん、わかるよ。でも、僕が危険なものになるってこと?

       

      宇宙:きみは、既存の数々の病気より危険な訳じゃない。

      まして、何百万人もの死者を出している公害には及ばないんだよ。


      コ:わかったよ、宇宙さん。でも、あなたのやり方がうまくいくと思ってるの?

      僕にはどんなふうになるのかわからないけど。

       

      宇宙:きみの言う通り、だからこそきみを非常に伝染性のあるウイルスにするんだよ。

      きみは速い速度で広がる。そしてその速度はきみの危険性よりずっと上なんだよ。

       

      コ:オーケー、でも、僕がそんなに危険じゃないなら、みんなは僕をそんなに怖がらないんじゃない?

       

      宇宙:大丈夫だよ、おチビちゃん。私を信頼しなさい。

      そこからこそメンタリティを進化させようと考えているのだよ、恐れこそから。

      人はね、まず恐れ、その次に変わるんだよ。

       

      コ:そう思う?

       

      宇宙:思うとも、おチビちゃん。

      しかもわたしはその恐れと気付きを増幅させるために、バックグラウンドを用意するんだよ。

       

      コ:一体どんな?

       

      宇宙:見ていてごらん、人はあまりにも恐れに支配されるので、家の中に閉じ込められるようになる。

      世界は止まった状態になるんだよ。学校や公共の場所は閉じられ、人々は働きにも出かけられなくなる。

      クルーズ、飛行機、交通手段はなくなる。。。

       

      コ:なんてこった!宇宙さん、やりすぎじゃない?それで何を望んでいるの?

       

      宇宙:世界が変わることだよ、おチビちゃん!母なる大地が尊重されることだよ!

      人々が人類の犯して来た過ち、生活様式の矛盾を自覚し、そのことを熟考する時間を持つことだよ。

      走るのを止め、家族や子どもがいること、一緒に過ごす時間があることを発見するためだよ。

      過ぎた家外活動に走るのを止めるんだ。すべて閉まっているのだからね。

      自分ともう一度つながり、そして家族とつながるんだ。

      それは本質的なことなんだよ。。。

       

      コ:オーケー、でも、経済的に危険なんじゃない?

       

      宇宙:もちろん重大な経済の結果がはじき出されるだろう。

      でもね、そこを通らなくてはならない。

      そこを通るからこそ、世界は自分たちの機能の矛盾を意識する、と信じたい。

      人々は、最小限の生活様式に戻らざるを得ない。

      自分の土地に戻り、そして助け合って欲しい。

       

      コ:僕はどうやって伝染するの?

       

      宇宙:人々の接触によってだよ。キスしたり、触れたり。。。

       

      コ:変だな、宇宙さん。そこはよくわからないよ。

      人の関係を作り直そうと言うのに、遠ざけるのかい?

       

      宇宙:おチビちゃん、見るがいい、今の人類がどう機能しているか。

      人々の関係がまだ存在していると思うかい?

      関係は仮想かスクリーンを通してなされている。

      彼らが散歩をしているときですら、自然を見ないでスマホの画面を見ている。

      挨拶のキスをする以外は、たいした関係を持っていないよ。

      だからね、最後に残った関係を持つ手段を断ち、家に閉じ込めるほどに誇張した手段を施すんだよ。

      最初は画面を見る時間を多いに楽しむことだろうが、何日も経てば飽きて、、、目を上げ、、、家族がいたことを発見し、お隣さんがいたことに気づき、、、ただ自然を眺めるために窓を開ける。。。

       

      コ:厳しいね、宇宙さんは。こんなに強く出る前に止めさせられただろうに。

       

      宇宙:コロナよ、きみを送り込む前に、わたしはもう数々のおチビちゃんたちを送ったんだよ。。。

      でも、いつも局地的過ぎて、十分ではなかった。。。

       

      コ:今回は人々は理解できるって、確信してるの?

       

      宇宙:わからないよ、コロナ、、、そう願っているが。母なる大地は危険な状態にある。

      もしこれが十分でなければ、わたしはこれを助けるためになんでもするよ、

      他にもおチビちゃんが出番を待っているんだ。

      でもね、わたしはきみを信頼しているよ、コロナ。。。

      それに効果はすぐに感じられるよ。。。公害はあっという間に減り、そのことが人々を考えさせるだろう。

      人はとても賢いんだよ、そして、わたしは彼らの覚醒の可能性を信頼しているんだ。創造の可能性と新しい可能事を。

      彼らは、公害の並外れた減衰や、多極的な物資不足の危機が現実であることを目の当たりにし、本当の贅沢はお金ではなく、時間だということに気づくだろう。

      世界的なバーンアウトが必要なんだよ、おチビちゃん。

      なぜなら人類はもうシステムの限界にいるんだが、自覚するには歯車の中にいすぎるんだ。。。きみの出番だよ。

       

      コ:ありがとう、宇宙さん、じゃ行くよ。

       

      テキスト by Nana

       

       

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        | 地球 | comments(0) | - |

        ある人のエッセーを読んでいたら、

        日本のエルミタージュ美術展に行った話が書いてあった。

        そこでわたしも思い出したのである。

        本場、サント・ペテルスブールに行ったときのことを。

         

        フランスのル・ポエム・アルモニクというグループの

        ロシアツアーの最中であった。

        フランス人というのは概して文化好きである。

        フランス大使館の人たちは、どの国に行っても、

        自国から来た音楽家などに

        その国の文化をたっぷり紹介する時間を作ってくれる。

        サント・ペテルスブールでは、開館前の2時間、

        私たちのためにガイド付きで特別に

        エルミタージュ美術館に入場させてくれたのである。

         

        だれもいない美術館に

        わたしたちメンバー10人ちょっとだったか。

        すごい分厚いメガネの、フランス語ぺらぺらロシア人ガイド、

        国際的ザ・オバサンが張り切っている。

        こっちだぞ、と。

         

        まず、普段の私ならパスするギリシャ時代のコインのコーナーに

        案内された。入り口の横である。

        そこで懇切丁寧な迫力ある説明を聞き、30分も経った頃に

        やっと次の時計ジュエリーコーナーへ。

        そこに陳列されている美しい時計に関する説明を

        延々と聞いている時に、

        わたしはメンバーみんなの顔を見た。

         

        みんな牛乳瓶の底レンズの奥にある目と、

        つばを飛ばしながら親切に説明している

        ザ・オバサンをじっと見て、うんうんとうなずきながら聞いている。

        わたしは、日光の東照宮でのお坊さんの説明に飽きてしまい、

        人の話しを聞かないやつ、と注意されたほどの強者であるから、

        ギリシャのコインの時点でほとほと飽きていた。

         

        このグループのメンバーはみんな人がよく、礼儀正しい。

        飽きたなんて、おくびにも出している人はいない。

        しかし、わたしは思った。

        こんなに熱心にこのザ・オバサンの顔を見ていたら、

        エルミタージュの美術品を見る時間がないではないか、と。

        この人の顔しか覚えていないだろう、と。

         

        それで、みんなの輪から抜け出し、

        美しい時計を見るように努めた。

        やっと時計の部屋が終わった時には、

        すでに1時間経過!

         

        あと1時間しか残っておらず、

        しかし、ガイドさんはこれから甲冑の部屋に行こうとする。

        わたしは、とにかくここからは自由行動で、

        かっとんで歩かなければ、何も見ないで終わる、と焦った。

        さすがに礼儀正しい仲間たちも同意見だったので、

        無事自由行動させてもらえることになった途端、

        みんな駆け足でいなくなった。

         

        ベルギーから来てブリューゲルなどを見るのも

        なんだと思ったが、

        せっかくなのでその時代を中心に見ることにして

        走った。

        しかし、やっとその部屋を見つけたが、

        照明と窓からの日光で、

        絵がよく見えないのである。

        角度を変えても、見ている自分たちが写っていて、

        邪魔くさい。

        舞台の照明などをやる人が、

        美術館の照明はまだまだこれから変えていかないと、

        と言っていたことが頭をよぎる。

         

        あー、カーテンを閉めてくれ、

        などと思っているうちに、

        時間切れ。

        走って出口を探した。

        みんなは、それなりに何々を見た、と言っている。

        このひと時に感謝しているようだ。

         

        わたしは、惜しい!と思っていた。

        ここに自分でわざわざ来ることは

        そうはないと思われたし。

        そして、あんなに記憶に残すまいとして努力した

        分厚いメガネ顔を

        もちろんいつでも鮮明に思い出せる。

        あと、一枚目のギリシャのコインと。


         

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          さて、先に静かに寝ているクレールを起こさないように、

          そろそろと隣のふとんに入った私は、

          いつも通りに寝る前の深呼吸をしていた。

          スーッと吸った息がぎくっと止まったのは、

          寝室の横の廊下でやけに大きく

          ミシッという音がしたからだ。

          隣の家からとか、屋根からの音と言うには

          あまりに近くて大きい。

          わたしの目は漫画のように、顔から飛び出るようだった。

           

          いやいや、何も怖いことはないと思って

          閉じない目を無理矢理閉じたが、

          こんどはトイレに行きたくなって来た。

          怖くなんかないでしょう、と自分に言い聞かせて

          寝室の横にあるトイレに行くため、

          廊下に出る引き戸を開けようとふとんから出た。

          出るなら出てこい!(え?OBK?)

          しかし立て付けが悪いのか、

          昼間は開いた引き戸が、硬くて全く開かないではないか。

           

          無理にガタガタしたらクレールが起きちゃう、

          と自分に理由をつけて開けるのを断念し、

          階下のトイレに行った。

          戻って来てふとんに入るが

          やけに寒くてすぐにトイレに行きたくなる。

          階下のトイレーふとんートイレーふとん

          を何度か繰り返し、目の上にある<まぶた>だけ閉じて寝た。

          (ちなみに、下に行く方の引き戸はするすると開くのだ)

           

          以前フランスの古いお屋敷に泊まった時に

          仲間のガンバ奏者ふたりとわたしは、

          家に着いた途端になんだか怖くて

          一睡もできない、トイレにも行けない、ということがあった。

          フランス人の二人は、

          怖いけどおばけは信じないと言っていたので、

          今回もクレールには言わなかった。

          寝られてるんだから、いいでしょ。

           

          トイレとふとんの往復の後に朝が来て、

          またその一日が終わりかけた夕方、

          夕べの寝不足のせいで眠くなってしまい、

          夜じゃないから大丈夫かな?と思って

          ウトウトしに2階に行き、ふとんにごろんとした。

          晩ご飯に出かけるまで、ちょっと寝ちゃいますよー、

          と目を閉じた途端に、大きくゴトっと音がした。

          またもや廊下である。

          無視して寝続けるか?と思ったが、

          眠気がふっ飛んでしまったので、

          下に行ってクレールに、下の廊下を歩いた?と聞いた。

          そしたらクレールが、かおりが上の廊下を歩いたと思った、

          と言う。

          そこで、フランス人なのにすぐに、

          あっ!という顔になったクレールに夕べの話をし、

          でもよく寝られたんでしょ?

          と聞くと、実はそうでもないと言う。

          OBKって、信じるの?と聞いたら、

          Ouiと。

          信じても信じなくても怖いなら、

          信じた方がマシなのかどうかは定かではないが、

          ふたりでふとんを運んで下の階に寝ることにした。

           

          下の部屋は、なぜか上の部屋とは全然違う空気で、

          あったかく静かに寝られた。

           

          フランス人を京都に連れて行くのに、

          古い民家って最高!と思っていたが、

          今後は新しい部屋を借りよう、と

          心に誓ったのである。

          この家のオーナーへの感想を個人的に書いて送る時に、

          2階の物音が怖かったことも書いてしまったので、

          塩か何かでお払いしてくれたら、

          また是非行きたいほどいいお家だったが、どうなさったかな。

          イギリス人やスコットランド人だったら、

          楽しめるかもしれないですね。

           

           

           

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