チョコとビールのおいしいベルギーに住んでウン十年。
ガンバをかついで旅することの多い日々。
I'm sorry, it's only in japanese...

歌を習い始めました。

楽しい発見がいっぱい。

 

初心者ながら、曲の詩の情感は何かと問われ。。。

 

それをきっかけに楽器弾きのわたしは

詩のない器楽曲の情感について、

いろいろ思いを巡らせた。

 

マラン・マレの曲で

Plainte(嘆き)という曲がある。

これは長調。

Tombeau(哀悼)は短調。

哀悼曲は、亡くなった人の人柄、または人生を語るような内容で、

悲しいだろ?泣けるだろ?という短調。

お葬式のような本当に泣ける場面では、

うんと泣いていいよ的な、ドラマチック短調。

(よく、失恋した時にそういうような歌謡曲を聞くって言いますよね)

 

嘆きの方は、静かに唇に微笑みが浮かぶような

どこまでも憂いている人の横に寄り添う、

優しい長調。

長調だけど、優し過ぎて泣きたくなる。

 

 

モーツァルトが大好きなオットは、

モーツァルトの長調はちょっと哀しくなる、

としょっちゅう言っている。

 

赦して緩むと涙が出ることがある。

涙は、表現できなかった感情を

外に出してくれて、

心のおそうじをしてくれる。

長調は、時としてそんな「ゆるみ」をもたらしてくれる。

 

 

イースターなので、

バッハのヨハネ受難曲の中でガンバが出て来る、

Es ist vollbracht! (成し遂げられた)

の情感て何かな?と考えた。

 

イエス・キリストが息を引き取る直前に、

自分の今生のミッション完了、と言うシーン。

 

神の子キリストとしての万感の思いと、

人として肉体の苦しみを経験しているイエスの思いが一緒になって、

なぜこのメロディーなのか、

とバッハに問いたい。

 

いざ自分の出番が来た時にも、

どんな情感だろう、と思いつつ音を出したら、

音の方が勝手に飛んで行った氣がして、ほっとした。

自分が未熟でも、音楽そのものに説得力がある証。

これこれ、と言葉では言い表せないけど、

妙に納得した。

 

 

 

 

 

 

 

 

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    ベルギーでは

    曇り空の日が多い。

     

    アステリックスというマンガで

    アステリックスが一番怖いのは、

    空が落っこちて来ること。

     

     

    ベルギーの曇りの日の空は

    落っこちて来ると思われるほど

    雲が分厚くて

    氣が滅入る。

     

    そんな日に

    飛行機に乗って飛び立つと、

    雲を抜けた向こうに

    青空が広がっているのに

    びっくりする。

     

    あれ?

    雲の上は晴れなのか、

    と実感する。

     

    バッハの「フーガの技法」は

    雲の上の青空、

    そしてその先の宇宙に

    連れて行ってくれる

    大きな波のような曲だと思う。

     

    この音楽の波に乗っている自分は、

    青空の向こうに広がる宇宙につながっている、

    そんな氣がする。

     

    宇宙の中では小さい自分、

    小さいけど愛おしい自分、

    愛おしいのに自己嫌悪に陥る自分、

     

    その全部を

    宇宙の大きなエネルギーに

    ポーンと

    放ってくれるような、

    どの思いもみんな受け止めてくれるような、

     

    そんな氣にさせてくれる、

    宇宙からの贈り物の音楽だ。

     

     

     

     

     

    7月9日(日)14:30 開演

    会場:軽井沢コルネ

    長野県北佐久郡軽井沢町富ヶ丘 229

    筺0267−44−1230(大澤)

    karuizawa-cornet@abeam.ocn.ne.jp

     

     

    7月14日(金)19:00 開演

    会場:日本キリスト教団 広島流山教会・礼拝堂

    広島市中区上幟町8-30

    筺082-923-8332(猪原)、090-3375-3640(中野)

    peb00743@nifty.com

     

     

    7月15日(土)14:30 開演

    会場:カトリック福山教会

    福山市昭和町 7−26

     

    7月16日(日)15:00 開演

    会場:福山アライアンス教会

    福山市三吉町 1-8-5

    筺070-5304-6588

    jazztaishusha@gmail.com(ジャズ大衆舎)

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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      ガンバという楽器は

      弦が多いのと、フレットがあるのとで、

      響きが多い。

       

      その響きの多いガンバを何台も一緒に鳴らすと、

      耳には聞こえない倍音という波動が

      ものすごく増えるので

      ガンバコンソートという

      ガンバばかりのアンサンブルの

      そばにいると、

      響きによって体の波動が整えられる、

       

      と思う。

       

      実際、トレブルガンバを弾いている時、

      ひとりで旋律を弾くときより

      みんなで一緒に弾く方が、

      音がふくよかになる。

      響きが膨らむんだと思う。

       

       

      わたしが16世紀〜18世紀のガンバコンソートに惹かれるのは、

      その響きのふくよかさと同時に、

      あの時代の音楽を人々がどう捉えていたかに

      すごく感銘を受けるからだ。

       

      対位法 <Punctus contra Punctum(点に対する点)> は

      宇宙の天体の動きになぞらえて宇宙の真理を解き明かそうとしたもの。

      惑星は点であり、それぞれの惑星の関係は対位法となる。

      天体は宇宙の音楽として実際に音を出しながら廻っている

       

      この、天の音を地に降ろすという考え方が、

      わたしをこの時代の音楽の虜にさせている。

       

      楽譜の向こうに果てしない宇宙が広がっている気がする。

       

      Anon(作者不詳)という、ワタクシというものを残さなかった

      多くの作曲家が、ある時は幾何学的な、

      ある時はメランコリックな、

      いろいろな美しい音楽を残した。

       

      ちょっと聞くとわかりにくいメロディーや和声も、

      体になじませると、

      天の静かで大きな波動を感じるような気がする。

       

      そして、どのパートも主役の語り手であり、

      聞き手であるという、

      対話の音楽であることも、

      わたしには人生そのものに思え、

      この時代の人々の声に

      耳を傾けたくなる。

       

       

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