チョコとビールのおいしいベルギーに住んでウン十年。
ガンバをかついで旅することの多い日々。
I'm sorry, it's only in japanese...

のんびりした8月を過ごしました。

あの夏が永遠に続きそうだったのに。

小学校の頃に夏休みの絵日記を一枚も書かずにいるうちに

31日が来ちゃった、というような31日を迎えました。

でも、そこは宿題のない大人ですので、

珍しく晴れた日の多かったベルギーの夏の記念として

家族で海に行きました。

 

8月31日というのは、仲間内ではガンバの日と呼んでいます。

まず、バロック時代のイギリスを代表するパーセルが

ガンバのファンタジーを最後に作曲したのが、

1680年8月31日。

 

ガンバの巨匠ヴィーラント・クイケンの誕生日も31日。

イタリア人のガンバ製作家と結婚した日本人のガンバ奏者も、

この日が誕生日。

 

ベルギー人でみんなに愛されていたガンバ奏者、ソフィー・ワティヨンが早世したのもこの日です。

フランス人のガンバ制作者ピエール・ジャキエもこの日に亡くなりました。

ガンバを題材にした映画<めぐりあう朝>のシナリオに関わった人も、この日に亡くなったとか。。。

 

どうです?

ある歌手に、その日外出るの怖くない?と聞かれたほどです。

 

しかし31日の<めぐりあう朝>、

そんなことは忘れて海に出かけました。

遠浅で冷たい水の、久々の海でした。

 

 

9月になったら、急に時計が回り出して、

不思議な国のアリスに出て来るうさぎのような生活が

戻って来ました。

 

でも時間は本当は一定じゃなく、伸び縮みすると聞いてから、

少し時間に束縛されないようになって来ました。

なんて言って、単に子どもたちが夏の間に

ぐーんと大きくなったからかな?

 

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ツマである昭和のアイドル山口百恵さんを褒めた、
オット三浦友和さん曰く、
彼女は毎日子ども達のためにお弁当を作った、と。
 
ワタシも作ってます!
超手抜きながら娘が3才の時から
今では息子と二人分作って、
この道13年。

 
この苦労のお弁当を!
なぜか最近息子が手を付けずに持ち帰り。。。
 
最初から、のりの巻いてあるおにぎりは、
学校の友だちに、
「おまえ、うんこ食ってる」
と言われて以来厳禁でしたが、
超シンプルなサンドイッチまで食べてこないと、
さすがに頭に来る。
時間切れだった、とかお腹すいてなかったとか言ったって
なんで食べないんだ!とわたしはプンプン。

そこでお弁当を作らない余裕のオットが
しみじみふたりっきりで話を聞いてみたら、
のりはともかく、最近はお肉も
それはHALALなのか?と聞かれたと。

 
学校のほとんどの生徒がアラブ人の息子の学校では、
アラブの祭日になると、 ほとんど生徒が学校に来ません。
もちろん彼らは豚肉を食べませんし、
羊や鶏肉も、特別な方法でさばいた肉しか食べません。
それが、ハラルの肉ということです。
普通にハムはさんだサンドイッチでも、
豚ですしね、うちは。


それで、息子は来年度からは給食にしたいと。

ベルギーでは、昼食は給食、お弁当、家に帰って食べる、

というふうに、3つの選択ができます。
うちは、乳製品の多い食事が苦手なのでお弁当でしたが、
ついに給食にするか?
息子と仲良しのロシア人やエクアドール人は給食だし。

 
ある日、担任の先生と話す機会があり、
お弁当の話をしました。
そしたらすぐに、
クラスの意見箱に、
その話を入れたらいいと。
どこまでが人に意見されることなのか、
しっかり自分の線を引いて、
ここから先は何も言われる筋合いではないということを、
きちんと言えた方がいいと。


その話を息子と一緒にして、
ふたりでなるほどーと思いました。
 
イスラム教の子ども達にとっても、
他の宗教や文化を持つ人達の習慣や自分たちとの違いを知ることは
すごくいいことだ!とわかったんです。
 

急に晴れ晴れとした顔になった息子は、
もう意見箱に手紙を入れて話し合わなくても、
のりのおにぎりを持って行くと言いながら、
ちゃんと意見箱に食べ物の話を書いて入れて、
クラスで話し合ったそうです。

 
遠慮や気遣いをするニッポンの正しい子どもであると同時に、
自分の立場をはっきり説明できて、
みんなとわかりあっていくという
インターナショナルな未来を担う若者として、
息子たちはこんなふうに学び、
同時に私自身にとってもいい経験でした。

 
まずはコミュニケーションですね。
 
今では、わざわざ別に包んだのりを持って行き、
いろんな子がくれくれ、と人気です。


貴重なのりだけど、
けちけちしないで持って行かせるか。


 

 
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小さい時、お祈りはひとりでするのと
みんなでするのでは、違う、と聞きました。
でも、みんな一緒というのは、どうも苦手。
 
先週、テロのあったあとはイースターでしたので、
ベルギーやオランダではあちこちで
バッハの受難曲のコンサートがありました。

キリストが十字架にかかるお話。

追悼と平和のために、どのコンサートの前にも
1分間の黙祷がありました。
 
お客様も演奏者もみんな起立。
しーんとして、凛とした美しい空氣が流れました。

平和の響きがその場に降りて来たようでした。

たくさんの人と祈るって、こういうことなんだなと

体感しました。

爆発したメトロの電車とすれ違いそうだった、
反対車線の電車から脱出した知人が言っていましたが、

煙の充満する暗い地下道を
みんながお年寄りや子どもを助けながら、
静かに脱出したそうです。

知人はそのみんなの思いやりに、
危険よりもそちらに感動して泣けたそうです。


今回のテロで亡くなった方の中に、
福島原発に関するドキュメンタリー映画を監督した
ベルギー人がいらしたそうです。

 
世界中に平和を希求することのみが解決への道である問題が
たくさんあります。
 

 
ところで祈るって、命をのり出すこと、
というのを読んだことがあります。
日々、自分の命をいきいきと生きることが、祈りそのものだそうです。

 
バッハのヨハネ受難曲とマタイ受難曲にあるガンバのソロを弾くのは、
わたしにとってはとても緊張する瞬間で、

今まではとてもいきいき演奏しているとは言えなかったけれど、
今回初めて、緊張しながら弾いてもいいんだ、と思えました。

緊張と同居しながら、命をのり出して弾けたような氣がして、

とても嬉しかったです。






 
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