薬局に行く。
日本人?いいなあ、漫画が日本語で読めるなんて!
と店員さんに羨ましがられる。
銀行に行く。
日本人?いいなあ、旅行に行くつもり!
と銀行員に言われる。
電話の修理屋さんが来る。
ニホンジンですか?ニホンゴナラッテマス、
と技術屋さんに言われる。
来てるねー!日本ブーム。
数年前から、音楽院でみんな緑茶飲んでますー、
と学生が言っていたが、
ジャポニズムが再来していますね。
10年以上前には、まだ日本人がガンバを弾いていると、
外人が歌舞伎をやっているような
なぜ?という反応がほとんどだったと思う。
しかし、今では、日本人がヨーロッパの音楽をやっていると
倍すごい、という反応が出て来た。
日本の文化、考え方+ヨーロッパの文化だからだ。
わたしのCD「優」も、その恩恵に預かっている。
これは、ロックの世界にも言えるそうで、
YOSHIKIさんも言ってました。
今では、日本人がロックをやっていると、
欧米人に、一緒にやらせてくんない?と言われるそうである。
フランス料理の世界でも、
以前、滞在許可証をちゃんと持っていない日本人が多数、
帰国命令を受けたとき、
星付きのレストランのシェフたちが一致団結して
マニフェストした。
言われたこと以上に素晴らしい下ごしらえ、
言われる前から準備できる能力、
もしかしたらシェフよりうまいのに、
ちゃんとアシスタントできる日本人料理人が、
いかにフランス中のレストランの要になっているか、
そんな出来事であった。
17世紀の頃から始まった産業革命から
世界の中心はイギリス、そしてアングロサクソン系にあった。
それが今は日本に来ている、という話も聞いた。
これから、アジアがどんどん楽しくなる時代ですね。
そして、今は混迷している日本ですが、
陰転じて陽と成る、
世界を静かに牽引していく光となるんでしょうか。
楽しみ!