約束の地その2:高知
人生初の無伴奏コンサート、
第2の約束の地は高知。
ここでは、絵描きのよこたみのるさんと
その仲間たちが待っていてくれた。
星の王子様を完成させたばかりのよこたさんの周りは、
「本当に大事なものは、目に見えない」に
リンクしている人たち。
高知の本番が始まって1曲目で、
きーん
という音がした。
耳鳴りなのかな?と思ったけど、
他から来ているようだった。
「すみません、マイクがきーんって言ってます」
なんて、言っちゃった。
主催者は大慌てでマイクの電源を切った。
それでも「きーん」は続いて、
こんどは慌てた教会の牧師さまが、
補聴器をしていたおじいさんを
ドアの外に呼んだそうです。
さあ、補聴器も直った。
でも「きーん」が増えてる。
いろいろな「きーん」を不思議に思いながらも、
無事に最後の曲にさしかかったら、
いっぺんにいくつもの「きーん」が
まるで教会のカリヨンのように鳴っていた。
みんなに聞こえました。
あとから、あれはあの世の音かな?
って言ってみたら、
関係者がみんなで真剣にうなずいたので
びっくりしました。
信じない人にはなんでもない機械音だけど、
信じる人には、
想像が膨らむ逸話。
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